パニック障害を通り抜けて、今

パニック障害を患った私が寛解にまで漕ぎ着け、薬を抜くことに成功しました。その経緯を綴ってまいります。

パニック障害を通り抜けて、今

【序章】


20数年前の9月5日、私の身に思いがけないことが起こった。


ちょうど土曜日のことで、私は台所に立って家族の食事を準備していた。

メニューは冷やし中華


何やら手足が冷たい。(夏なのに)

まだ帰宅していない、当時中学生だった娘たちのぶんにラップをかけて冷蔵庫に入れる。


その時、急に息苦しくなった。

それが私の20年近くに及ぶ、闘病の始まりだったのだ。